神はダイスを遊ばない

リミテッド環境分析

神河環境ドラフト考察②

前回ざっくり各アーキタイプの所感を並べてみたんで、今回から一個ずつ深堀していきたいと思います。
第1回は青黒。おいおい、前回一番強そうとか言ってた緑系アーキタイプからじゃねえのかよ!って突っ込みが聞こえてきそうだけど、まぁ落ち着け。なんで緑よりも青黒から解説するかって言うとそれはズバリ学びのリターンが一番デカイから。
大抵のアーキタイプは良い感じにマナカーブ埋めてフィーリングでコンセプトまとめればデッキの形になるんだけど、青黒忍者はちゃんと勝てる構築しないと全然勝てない。その上で完成デッキのポテンシャルは環境上位。しかもレア依存度が低くて再現性も高い。要するに攻略する事の投資効率が一番いい!!つまりこれを読むだけで勝てるようになる!読むアナボリックステロイド!オリンピックの種目に神河ドラフトが採用されたらロシアが国ぐるみで選手に読ませるレベル!ハンター×ハンターの最新話と等価!!

 

▲主要コモンカード評価

 

1位 《ねじれた抱擁》

あんまいう事ない。難しい事考えずにとにかく強いから取って!

 

2位《毒血勢団の影歩き》

青黒の主役!ウマ娘で言うと水着マルゼンスキー!序盤でライフレース一気に差をつけてそのまま逃げ切れ!!4ターン目5点パンチは正にグッときて♪Chu!!
そんで今回一番注意したいのが『3マナ生物戻してこいつ出しても強くないから』って事。こう考えて欲しい。ゲームの主導権をどちらが握るか決める超重要な4ターン目。いつも3マナ生物をオーラで強化するのに使ってる?使てないよね?展開優先するよね?3マナ生物戻して5/5ヘイスト出すのって場況としては4マナ生物出さずに3マナ生物に4マナオーラ付けてるのと同じこと。言われてみれば当然だけど、これは割と少なくない人が意識出来ずにドラフトしてると思うんで、ここ注意するだけ青黒の勝率ぐっと上がります!こいつ出すために微妙なスペックの3マナの飛行とか入れるのは水着マルゼンスキーの地固めトリガーに先手必勝詰むようなもん!

 

同率3位《致命的な不具合》《大牙勢団の襲撃》
上で4ターン目に5/5出すのに3/1/4飛行とか3/1/1飛行とか入れてると勝てないって事を力説した訳だけども、んじゃどうするかっていうと何も難しい事は無くて正解は「種ポケモンを1マナ生物にする」これに限ります!
ただ1マナならなんでも良いわけじゃなくて当然アタック通らなきゃダメなんだけど、そこは開発側もちゃんと抑えてくれてて青黒にはなんと回避持ちの1マナ圏が2種類も用意されている至れり尽くせりっぷり!そんでその中でも特に優秀なのが黒のコモン英雄譚《大牙勢団の襲撃》ってわけ!アリーナだと割とぐるぐるしがちなんで無限に取って無限に入れて下さい。
同率の《致命的な不具合》は白黒や赤黒だと中盤以降改善のボーナスが期待できるけど青黒だと純粋に-2/-2と割り切って評価すべき。とは言え軽い除去は偉いんで、1マナ種ポケモンの在庫確保の進捗と除去の枚数を見てある程度フレキシブルに取捨選択する必要がある。ある程度頻出する序盤のケースだけ具体的に例に出すと

 

・《ねじれた抱擁》等優秀な黒除去から入って2色目が決まってないケース
赤黒の可能性があり、その場合軽量除去の供給が潤沢になるので英雄譚を優先

・青黒もしくは青のボム生物が初手で除去がまだ無い場合
除去優先。明確なゴール設定があるデッキは除去が丸い

こんな感じ!

 
5位《月罠の専門家》

バウンス忍者。一応忍術ついてるけど殆ど素出し。
まぁクラゲはブロッカー除去るのが一番強い使い方だからね。
青黒は4マナの供給が多いから下方修正されることは珍しくない。

 
6位《空泳ぎの鯉》

飛んでる3/3。それだけである程度価値がある。
4ターン目に5/5忍術で戻した1/1/1飛行を出しなおすときにルーティング出来るのが少しオシャレ。
クラゲと同様に4マナがデブって2マナが少ない時は優先度下げる。

 
7位《ネットワークの攪乱者》

ポケモン2号!!青黒のエース《毒血勢団の影歩き》が水着マルゼンスキーだとしたら1マナ生物はスキル「地固め」と同じ!地固めない水マルはただの露出狂!!
1マナ種ポケモンは4枚欲しい!地固め+緑スキルと同じ!妥協は許されない!「2マナ太ってるから1マナより4マナ取ろう」とか甘えた事言っちゃダメ!!コンセを地固めトリガーにするな!(良くやります)

 
8位《祝福刃の鼠》

青の不人気の影響で青黒は茶まで含めて2マナが安く埋まるのと1マナを厚く取る関係で、3マナのそこそこ出来る生物であるこいつを少し上目に評価。

 
同率9位《小手の使い魔》《月回路のハッカー

《祝福刃の鼠》の能力条件の関係で1マナ域が茶に偏ってるならエンチャントである《月回路のハッカー》を優先。
どちらも2枚取れてるなら飛行に装備して中盤以降も打点高められる《小手の使い魔》を優先する。

 
11位《タミヨウの完成化》

重い!・・・とは言え除去は除去。
1マナ4枚、2マナ4枚が最終的に埋まりそうなら上方修正もあり。

 
12位《ウイルスの甲虫》

相手が序盤もたつくと忍術で戻して無双する上振れオプションがあるのはうれしいがそれはあくまでレアケースなので狙い過ぎは良くない。
2マナはパワー2で埋めて2ターン目3ターン目相打ちを繰り返すことで黒英雄譚の威迫と、そこからの5/5の盤面制圧力を上げる方が全体の戦略としては優秀なのでそんなに優先度を上げなくてもいい。

 
13位《無孤勢団の伏兵》

ある意味ベスト2マナ生物。ただこいつを2マナカウントしようとする黒英雄譚が種ポケモンカウントできないので流石にリスキー。
さらに黒赤でも白黒でも需要が無いのであまり無理せずにとれるはずという意味も含めてこの位置で評価。

 
14位《鏡殻のカニ

マナリークしたあとリアニで釣ると相手が弾け飛ぶ。

 
15位《お前はもう死んでいる》

《ウイルスの甲虫》とセット。チャンプブロックで相手の生物殺しつつキャントリップするのが気持ちいいのは良くわかる。
ブロッカー除去れないスペルなんで受け身で強いデッキで使いたい。攻めるデッキでも忍術プレッシャーで《ウイルスの甲虫》殴って半強制ブロックさせて使うって用途があるっちゃあるんだが、そういう場合ってだいたい本命は殺せないんで勝利貢献度低くなりがち。青ドラゴンとか明確なゴールがあるデッキなら居場所がある。

 

  

▲1枚目の《毒血勢団の影歩き》より優先するアンコ

 
1位《銀毛の達人》

アリーナだと割と安く取れるけど《毒血勢団の影歩き》が3ターン目に出るのヤバ過ぎ。種ポケモンもサイズ上がるのデカい。

 
2位《暗殺者の色墨》

まぁ除去だし。

 
同率3位《梅澤俊郎の生涯》《語られざるものの警告》

《梅澤俊郎の生涯》はデッキに合ってるから当然として《語られざるものの警告》の方は単なるカードパワーで上に置いたんで《毒血勢団の影歩き》の供給が減ってきたらここの優先度は変える可能性ある。

 
5位《複製の専門家》

こいつ取ったら《ウイルスの甲虫》《無孤勢団の伏兵》あたりのコピれる対象の優先度を上げよう。

 
6位《修復のタコ》

こいつ1枚でオプション的な戦略が完結するから本筋の勝ち方に寄与しなくても枠を割く価値がある。

 

▲サンプルデッキ

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以上。ウマ娘やってない人には意味不明な発言ばかりですいません!

次回は緑か白系の解説にしようかな